一生のことです。

先日、島根町の50歳代の女性の方が、「他の歯医者さんで治療した物がとれたのでつけてほしい。」と来院されました。お話の内容から、精密検査が必要なことが分かりました。

診断は、「重度歯周病」と「多数虫歯」でしました。虫歯だけではなく、歯周病治療も必要だったのです。

このように場合、主訴は、虫歯治療ですが、歯周病治療が優先されます。なぜならば、歯の周りの組織を健全にすることが、精度の高い虫歯治療を行うために、どうしても必要だからです。

歯周病治療は多くの回数がかかるばかりか、治療効果がご本人に分かりづらいという事もあり敬遠されがちです。

しかし、歯を生涯、守るためには必須の治療です。今回も虫歯治療を開始するまでに4ヶ月かかりました。

そんな折、「先生、一生の事ですから、半年や1年、短いものです。それよりも時間をかけていただき、ありがとうございます。」私たちにとって、本当に嬉しい瞬間でした。あなたも、かかりつけの歯医者さんに相談してみては・・・。