水分補給と甘いものはむし歯の原因!?
スポーツドリンクは脱水症状のときだけ!
下痢や嘔吐で軽い脱水症状があるとき、水分補給のためにスポーツドリンクを与えることがありませんか?
普通に食事をしている子どもがスポーツドリンクを口にするとかえってのどが渇き、絶えずほしがるようになります。
スポーツドリンクはこうして習慣化する傾向があり、子どもは水やお茶を飲まなくなります。
だからといってほ乳びんにスポーツドリンクを入れて飲ますと、あっというまにむし歯です。
体にいいイメージがある乳酸飲料、100パーセント果汁のジュース、牛乳でさえも、だらだら飲むのはむし歯への近道。
普段の水分補給は水かお茶と決めて、スポーツドリンクは脱水症状など必要なとき以外口にさせたくないですね。
シロップ薬でもむし歯になります
ぜん息などで、長いあいだ薬を飲む習慣があるときには、飲み方に注意が必要です。
体が大事、歯は後回し、とつい子どものわがままをとおしてあげがちですが、甘くしてあるシロップ薬を飲んだ後は、必ず歯をみがかせましょう。
はじめはいやがっても、いったん習慣になれば自然にやるようになるものです。
風邪をひいたときのシロップ薬についても
同じことがいえます。
ほんの数日でもそのまま寝かせてしまったら歯によくありません。
正しい生活習慣を身につけさせるいいチャンスととらえ、寝る前の歯みがきに上手に導いてください。
指しゃぶりは子どもの意志でやめる
3歳までの指しゃぶりは、お口の筋肉の発達のためにおすすめしていますが、それ以降は歯並びや噛み合わせに影響がでてきます。
出っ歯になったり、上下の前歯に隙間ができたり、奥歯がずれてしまうことがあるのです。
指しゃぶりをやめさせるには、生活のリズムを整え、外遊びや運動でエネルギーを発散させ、手や口を使う機会を増やすのがひとつの方法です。
大人が考える以上に、子ども自身も指しゃぶりは赤ちゃんみたいではずかしい、と思っていることがあります。
「きれいなお姉さんになりたい?
じゃ、指しゃぶりはやめようか」
と話せばわかる子もいます。
お誕生日、入園、夏休みなどの節目がやめさせどきです。
そうした機会にぜひ、頑張ってもらいましょう。