おやつと食事と歯の関係

歯にいいのは外遊び

歯にはカルシウムが多く含まれていますが、カルシウムをとることだけが歯を強くするとは限りません。

カルシウムや鉄などのミネラル、ビタミン、たんぱく質など栄養のバランスのよい食事が、歯にはいちばんいいのです。

1回の食事の量が少ないと、子どもはおやつを欲しがります。

そして食事どきにはまた食欲がなく… …

という悪循環では噛むことも減り、歯並びにも影響します。

元気よく外で遊べばおなかがすきますし、寝つきもよくなるもの。

たっぷりの外遊びと規則正しい生活、食事を心がけることが、歯の健康にもとってもいいのです。

おやつはお茶かお水と一緒に

砂糖の甘さは子どもの舌になじみやすく、甘いものが好きになった子どもは大人になっても甘党です。

味覚の基礎ができるといわれる3歳までは、できるだけ甘いものを避けるようにしたいところです。

また電車やバスなど公共の場で泣きやませるために、甘いものは使わないようにしましょう。

泣けばお菓子が食べられる、と子どもは勘違いしてしまいます。

おやつにおすすめめなのは、繊維の多い果物やさつまいもなど。

飲み物はジュースや炭酸飲料ではなく、お茶かお水がいいですね。

健康的なおやつの習慣を小さいうちに身につけることが、むし歯予防を簡単にします。

おやつはさっと切り上げる

おやつの取り方でおぼえておきたいのは、だらだらと食べさせないことです。

食べるたびに歯はとけますが、だ液の力で修復されます。

頻繁におやつを食べていると、修復される前に歯が再びとけてしまい、むし歯になっていきます。

おやつは1日2回まで、食べる量と何時に食べるかも決めておきます。

砂糖の入ったおやつを与えるのは、仕上げみがきがしっかりできるようになってから。

それでも、キャラメル、ビスケット、チョコレート、アイスクリーム、清涼飲料水などの砂糖がたくさんはいったお菓子や、いつまでも口に残るおやつは多く与えないようにします。

おやつはさっと切り上げるのがコツです。