年取っても入れ歯にならないの?
先日、平野町にお住まいの75歳の男性の方が4ヶ月に1度の定期検診(歯のクリーニング)で来院されました。
初診の時は「もう年寄りだから入れ歯になるんだし、痛い所だけ治して。」との事でした。
実際、日本人の50歳代後半の人の2人に1人が入れ歯です。70歳代後半では90%の方が入れ歯です。
日本では、この状況が30年前からほとんど変わりません。
だから、この方だけではなく多くの方が、年を取ると歯が無くなるのは当たり前だと勘違いをしているのです。
しかし、歯を失う本当の原因は老化ではありません。歯を失う原因の90%以上が虫歯と歯周病です。
ということはこれらの病気を管理できれば生涯自分の歯を失うことはほとんどありません。
生涯、自分の歯で美味しく食事ができ、楽しい会話ができ、ステキな笑顔で過ごせるのです。
虫歯も歯周病もバイオフィルム感染症です。
何だかむずかしい話のようですが、話を聞けば「なん~だそんな事だったの。」ととっても簡単!
でも、そのお話は次号に譲りましょう。