手強い相手1

竹ノ塚にお住まいの16歳の女性の方が学校から治療勧告の紙をもらったと来院されました。

歯肉炎だと言うのです。

そこで精密検査のために「では、あーん」と口を開けてもらおうと思うのですが、大きく開ける事ができません。

2~3年前から顎がカクカク音がして、大きく口を開けるのがとても辛かったといいます。偏頭痛や腰痛もひどいとの事でした。

診断結果は、顎関節症。

そこで、生活習慣に関して詳しく伺ったところ、頬杖やうつ伏せ寝、重いカバンを右肩にいつもかけているという事が分かりました。

そこで、これらの悪習慣を全て止めていただいたところ、6カ月ほどで顎の症状だけでなく、偏頭痛や腰痛もウソのようになくなりました。

このように日常のちょっとした癖が顎関節症の引き金になる場合があります。歯科にとって本当に手強い相手です。

全てがこれだけの処置で治るという訳ではありません。「変だな」と思ったら、かかりつけの歯医者さんに相談してみてくださいね。