全滅じゃなかった!

先日、島根町の55歳の女性が来院されました。お話を伺うと、他の医院で毎月、定期検診を受けていたそうです。

ただ、朝起きた時、口の中がネバネバして、歯周病ではないかと心配で、検査を申し出ました。

しかし「問題ありません」と、お口の中を見ただけで何もして貰えなかったと言うのです。

そこで、レントゲンや歯周組織の精密検査を行ったところ、重度歯周病と診断されました。

それだけでなく、う蝕(むし歯)が多数歯に存在することも判明。22本の歯が存在しましたが、歯科医学的に保存可能なのは、下顎の10本だけでした。

上顎は12本を全て抜歯し総義歯にする以外ありませんでした。

現在、下顎は外科的歯周病治療により大切に保存されています。

「歯は大事にしていたつもりでしたが、これからは残っている歯をもっと大切にします。全滅じゃなくて本当に良かったです。今後も私の力になって下さいね、先生。」

本当に嬉しい瞬間でした。あなたも悩んでいないで、まずは歯医者さんに相談してみてはいかが・・・。