咬み合せが原因

先日、竹ノ塚の30歳代の女性の方が歯が痛くて何も噛めないと来院されました。

一週間くらい前から、以前治療した右の奥歯がだんだん痛くなったと言います。

検査してみると、確かに数カ所、虫歯が確認されました。

そこで後日「唾液検査」を行い、虫歯のリスクや原因を把握。また歯周病は精密検査から初期段階と診断されました。

総合的に判断して今回の痛みは虫歯や歯周病が引き起こしたとは考えられません。では一体、何が原因だったのでしょうか。

答えは「咬み合せ」です。

治療した歯には金属や樹脂の詰め物が入っていました。

歯は長年、咬むことで摩耗(磨り減り)します。

実は歯、金属、樹脂では摩耗率が異なるのです。

それが今回の原因となりました。

治療計画のもと全体的に修復処置を行い、数週間が過ぎた頃にはまた本来の笑顔がまた戻ってきました。

そして次のような言葉を残して帰られました。

「今度は痛くなくても三ヵ月に一度、必ず定期健診にうかがいます」

私たちにとっても本当に嬉しい瞬間でした。