よく聞かれる質問を紹介いたします
[Answer]
小児からはじめる早期矯正治療の最終的なゴールは、正しい永久歯列の完成です。
お子さんひとりひとりの成長や治療開始時期などによって異なります。
◆ Ⅰ期治療【3〜5年】
口腔機能(呼吸、咀嚼、嚥下、発音など)の悪い癖を機能的矯正装置により改善し、可及的速やかに正しい口腔機能を獲得させます。また、顎骨や顎関節のバランスを整えたり、永久歯の並ぶスペースを作るために顎の大きさを拡げるなどの治療を行います。
症状にあわせて、可撤式(取り外しが可能な)装置やワイヤーを用いて、この時期にしか効果を得ることができない重要な治療を行っていきます。
◆ Ⅱ期治療【1〜3年】
歯の位置を整える歯列矯正を行います。 ワイヤーを用いて歯を立体的に動かし、細かい歯並びの治療を行います。
その際、ワイヤーを誘導するためにブラケットを使用し、歯をきれいに並べ、
最終的な咬み合わせを作ることを目的としています。
◆ 保定期間【2〜3年】
きれいになった歯並び、咬み合わせを安定させます。
リテーナーという取り外し可能な保定装置を使用します。
永久歯が全て萌そろうのは12~15歳ごろまでですが、その時期まで何年も矯正器具を装着しているわけではありません。
[Answer]
矯正治療は基本的に月に1回の来院になります。
ただし、お口の衛生状態が良くない場合は、歯みがき練習をしたり、クリーニングなどを行うために来院回数が多くなります。むし歯のないお口にするためには必要なことです。
[Answer]
保定期間中は2〜3ヶ月間隔で、担当医が状態を確認します。
[Answer]
痛みを訴えるお子さんは、ほとんどいません。
子どもは大人よりも痛みに対する適応力が高く、
また顎の骨も軟らかいので、治療中にズキズキ痛むことは少ないようです。
[Answer]
矯正治療中であっても、サッカー・野球・バスケットボールなどのスポーツはできます。
[Answer]
個人差はありますが、慣れるまでは多少の違和感があります。
しかし、子供は適応能力が高いのですぐに慣れて普通に話すことができるようになります。
[Answer]
装置の破損具合により可能であれば修理できます(破損具合により費用は異なります)。
作り直しが必要な場合は、再度歯型をとって作成となります。
[Answer]
特に固定式の矯正装置を入れるとブラッシングなどのケアが難しく、むし歯のリスクが急に高くなります。
むし歯がある場合はあらかじめ処置を行い、その後もむし歯にならないようホームケアを行う事が必要です。